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原寸図と樹形のオーバーラップ

幹の形状と構造フレームの位置を調整

原寸確認風景 真ん中の青い格子の紙が樹木を写し取った紙、その下の大きな紙がサイン工場で打ち出した原寸図面。

幹を貫通するメインボルトの取り付け詳細を前に考え込む構造家アラン・バーデン氏

原寸図にてボルト詳細を協議中

スチールエッジフレームを曲げるための金型を原寸図と合わせて確認

全体のイメージが見えてきました。

樹のネガスペースに挿入される人のスペース FLOWER
101016 本日は原寸検査です。先日、作成した木の型と原寸図を重ね合わせて位置の確定と詳細の確認を行いました。今日はアラン氏にも立ち会ってもらい、図面上での製作前の確認です。通常原寸検査というと鉄骨の工場原寸検査を思い出しますが、まさにそのように床に図面を広げて、木との位置関係やボルトの取り付け方、ガセットプレートの位置などを確認しました。やはり、原寸でチェックするといろいろなものが分かりやすく見えてきますし、話が早いです。最後に外形を形作るエッジフレームを曲げるための金型を並べて全体形状を確認しました。この型を頼りに金属工事、木工事がそれぞれ材料の加工に入っていきます。図面で見ているより実物大で見ると滑らかな雲形の曲線がより美しく面白く見えます。
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マーケティングリサーチや取材・会議用のインタビュールーム。
木や自然をメタファーとした3つの個性的なルームで構成。各ルームがコンセプトを表現するそれぞれのテーマカラーを持ち、真っ白なホール=ニュートラルゾーンを介して繋がる。
葉をメタファーとして深緑のようなフレッシュな発想を表象するルーム=グリーンルーム、木の幹や果実をメタファーとして成熟や心の奥底を表象するルーム=オレンジルーム、木材や建築をメタファーとして落ち着きと人間の文化を表象するルーム=ブルールーム
ニュートラルゾーンは緩やかな有機的な曲線として、限られたスペースに変化やゆとりを創りつつ、先への予見や奥ゆかしさ、関係性の物語を演出する。
ニュートラルゾーンとフレームを介して繋がる都市の広場のようなニッチは、各カラーゾーンへの導入、豊かな溜まり=余剰を生み出すだけでなく、切り取られた色のサインとして機能する。
(桑原 賢典)

8月下旬、表参道にてRSが竣工しました。
マーケティングリサーチのためのグループインタビュールームです。
桑原賢典所長の考察は後日掲載予定。

TRが、日本漆喰協会 第5回作品賞を受賞しました。
今回の物件は耐震偽装問題の建て直しの物件であり、施主の建築に対する思いは特別なものがありました。
漆喰という素晴らしい自然素材を通して、家族の集うやわらかですがすがしい空間をつくり、よりよい環境に住むことの喜びと希望を提供できたことが何より大きな成果であり、嬉しいことでした。
また、私を信じて任せてくれた施主、よりよいものをつくるために理解を示してくれた施工者にも恵まれたことが今回の作品の受賞に繋がったと思います。(桑原賢典)

先日内装を手掛けたお施主様のお部屋に木の家具を追加設計しました。
トチの木のカウンターテーブル&作り付け食器棚と玄関の栗の木のベンチです。

岐阜の木材店で木から選んだのですが
やはり一枚板から出来上がる家具はとてもきれいな仕上がりになります。
お部屋同様かわいがって頂けたら幸いです。
ちなみに
リビングの扉にも障子が貼られ、真鍮の取っ手が付きました。これでやっとリビング扉の完成です。


先日、藤沢の新築マンションの内装が竣工しました。
まだ家具の取り付けなどがあるので、完全には終わっていませんが、
内覧会も無事終わりまして、お施主様ご家族にご満足頂けて本当にありがたい限りです。
マンションですが、漆喰の壁に檜の床で、自然な素材を使用しました。
日々、心の安らぎをお感じ頂けるようほんわかした仕上がりとなっています。

以下SABAO所長の所見となります。
耐震偽装事件のマンションの建て替え工事ということもあり、一度裏切られた建築の元来の素晴らしさや暖かさをお施主様に伝えたいと強く思った。日本の本物の素材を使いたいというご要望もあり、マンション工事では通常使用しない漆喰の壁を選んだ。床は無垢ヒノキのフローリングとし、設備機器もヒノキの部分天井などに収めて、余分な要素を省くことによって現代的でさわやかな印象としている。

また、内廊下型のマンションでは暗くなりがちなエントランスに施主の名前を表象した窓をつけることにより、自然光をもたらすとともに、エントランスホールとの繋がりをつくりだしている。漆喰によって形作られた滑らかな窓枠が物質としての境界を融解し、美しく緩やかな諧調の光を切り取りつつ映し出している。漆喰に埋め込まれた真鍮の桟はその水分と反応し自然な黒錆を発生させ、本物の素材の時間とともにおとずれる風化を表現している。
都市や環境づくりについて、今の日本に市民が共有できる大きなビジョンがかけているのが残念でなりません。
本来、全体を取りまとめる調整やビジョンの創出の手助けを私達建築家や都市計画家がおこなわなければいけないのですが、個別、個別の消費活動に振り回されて、職能として役割を果たせていないのを痛感しております。
1900年初頭からつづく近代合理主義の夢がやぶれ、70年代以降のあきらめやアイロニカルに虚構を遊ぶポストモダン、経済至上主義をへて、情報のイメージの中に拡散していってしまった都市の実体を見つけるため、今新に文化的な情熱や夢が必要な気がします。合理性や機能性、言葉やポーズのエコは当然として、それ以上に大切な精神性や文化性、人類と地球の物語があると思います。都市や建築は人間の社会や思想、美しい心を表す鏡だと思っております。
皆様が自分の住んでる町について、どうしたらもっと豊かで美しい環境のなかで生活ができるか考えて未来に夢を持っていただけると幸いです。
今私の事務所のある下北沢でも昭和25年に計画された26mの道路が下北沢の駅前の商店街を貫通していく大規模な開発が行われようとしており、旧来の街の姿を愛する市民との間で大問題になっています。
詳しくはこのサイトで↓
www.shimokita-sk.org
それぞれの街によるので一概には言えませんが、緊急車両や交通の便を盾にした車優先の街づくりには疑問を感じます。
これも「大きな道路=容積率の高い建築物=高利益の建物」という方程式からなる、車のための道路ありきの理念のない都市計画法、建築基準法が生む問題のひとつだと思います。
政治や経済的な力とどう調整をつけて文化的なよりよい環境を創っていけるのか考えさせられます。
建築家協会などでは現在、旧来の建築基準法の上位の法律として国民と建築関係者が守るべき理念を定めた「建築基本法」の整備を国に対して働きかけています。
ちなみにお隣、韓国などでは日本に先駆けすでに実現されております。
日本の都市や環境は、かなりないがしろにされてきていると感じます。