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101016 Flying Flower 原寸検査

 

 

 

原寸図と樹形のオーバーラップ

原寸図と樹形のオーバーラップ

幹の形状と構造フレームの位置を調整

幹の形状と構造フレームの位置を調整

原寸確認風景

原寸確認風景 真ん中の青い格子の紙が樹木を写し取った紙、その下の大きな紙がサイン工場で打ち出した原寸図面。

幹を貫通するメインボルトの取り付け詳細を前に考え込む構造家アラン・バーデン氏

幹を貫通するメインボルトの取り付け詳細を前に考え込む構造家アラン・バーデン氏

ボルト詳細を協議中

原寸図にてボルト詳細を協議中

スチールエッジフレームを曲げるための金型を原寸図と合わせて確認

スチールエッジフレームを曲げるための金型を原寸図と合わせて確認

全体のイメージが見えてきました。

全体のイメージが見えてきました。

樹のネガスペースに挿入される人のスペース FLOWER

樹のネガスペースに挿入される人のスペース FLOWER

101016 本日は原寸検査です。先日、作成した木の型と原寸図を重ね合わせて位置の確定と詳細の確認を行いました。今日はアラン氏にも立ち会ってもらい、図面上での製作前の確認です。通常原寸検査というと鉄骨の工場原寸検査を思い出しますが、まさにそのように床に図面を広げて、木との位置関係やボルトの取り付け方、ガセットプレートの位置などを確認しました。やはり、原寸でチェックするといろいろなものが分かりやすく見えてきますし、話が早いです。最後に外形を形作るエッジフレームを曲げるための金型を並べて全体形状を確認しました。この型を頼りに金属工事、木工事がそれぞれ材料の加工に入っていきます。図面で見ているより実物大で見ると滑らかな雲形の曲線がより美しく面白く見えます。

101002 樹形最終測量

101002 今日は先日とった仮型から起した型を調整しながら幹にはめ込み、最終の型板を製作します。水平が取れるように、レーザーで遣り方を行い、角材を下地として合板を固定していきます。
作業は午後から行い数時間で完了しました。通常の建築ですと測量機器を使って簡単に位置が出せるのですが、自然の木を相手だと一筋縄では行きません。もちろん樹形をCAD(コンピューター設計支援ソフト)にも落とせないので、CAD上ではなく、実空間=原寸での確認作業となっていきます。特に今回、木なりに合わせて適当に作っていく原始的な工法・構造ではなく、構造計算で確定した格子状の構造フレームの中をピンポイントで幹が抜けていくというシビアでゆとりの少ない形態のため、正確な自然の写し取りが行われました。すべては3本の幹の位置関係で決まるので、木に合わせて建築のジオメトリーが調整されます。人間中心的なユークリッド空間の概念になれた私にとってこの作業はかなり考えさせられました。 まず自然ありきの計画ではすべてが相対的な位置関係で決まっていくのです。<建築>という人間の意志の中に他者としての自然があるがままに介入してきます。次回は今日とった木の型を原寸の図面にオーバーラップして製作の検討を行います。

100929 Flying Flower 製作状況

100929 この日は茂っていた枝葉を払ってシラカシの幹の位置を測量しました。生きている木が相手なので、合板で木の幹の位置や形を写し取る方法をとりました。樹上で水平垂直をとるのは困難なので一度仮で写し取った樹形と幹の位置を工場に持って行き、床の上でもう少し精度のよい大きな材料に再度写し取ります。次回、その型をもう一度幹に合わせて調整し最終測量を行います。今回はその1回目の型取りです。台風の後とあってすがすがしい秋晴れの一日となりました。季節がらスズメバチの襲撃にあい、何回か現場が中断しましたが、なんとか無事に作業は終了しました。普段の建築の施工方法と違い、原始的な感じが新鮮です。

The TREE HOUSE 「FLYING FLOWER」  ついに製作開始

足場組み立て中
足場組み立て中
足場完成
足場完成
測量
測量中
仮墨だし、位置決め
仮墨・位置決め中

100920 技術検討や予算の調整によるデザイン変更で1年近く時間がかかりましたが、ツリーハウス「FLYING FLOWER」がいよいよ製作にはいりました。セカンドハウスなのですが、都心まで25分とは思えないすばらしい立地です。当初デザインの空間を創りだす形状のテスリではなくなりましたが、樹形にあわせた有機的な形態のデッキと構造は斬新な試みです。面白いからという理由で請けてくれた施工チームも、初めてのことなので手探りですが、初日は足場を組んでの測量と位置決めのための仮墨みを出しました。本体はスチールと木なのですが、現在詳細な製作図を作成中です。

RSについて

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マーケティングリサーチや取材・会議用のインタビュールーム。

木や自然をメタファーとした3つの個性的なルームで構成。各ルームがコンセプトを表現するそれぞれのテーマカラーを持ち、真っ白なホール=ニュートラルゾーンを介して繋がる。

葉をメタファーとして深緑のようなフレッシュな発想を表象するルーム=グリーンルーム、木の幹や果実をメタファーとして成熟や心の奥底を表象するルーム=オレンジルーム、木材や建築をメタファーとして落ち着きと人間の文化を表象するルーム=ブルールーム

ニュートラルゾーンは緩やかな有機的な曲線として、限られたスペースに変化やゆとりを創りつつ、先への予見や奥ゆかしさ、関係性の物語を演出する。

ニュートラルゾーンとフレームを介して繋がる都市の広場のようなニッチは、各カラーゾーンへの導入、豊かな溜まり=余剰を生み出すだけでなく、切り取られた色のサインとして機能する。

(桑原 賢典)

RS 

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8月下旬、表参道にてRSが竣工しました。

マーケティングリサーチのためのグループインタビュールームです。

桑原賢典所長の考察は後日掲載予定。

日本漆喰協会 作品賞受賞

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TRが、日本漆喰協会 第5回作品賞を受賞しました。

 

今回の物件は耐震偽装問題の建て直しの物件であり、施主の建築に対する思いは特別なものがありました。
漆喰という素晴らしい自然素材を通して、家族の集うやわらかですがすがしい空間をつくり、よりよい環境に住むことの喜びと希望を提供できたことが何より大きな成果であり、嬉しいことでした。
また、私を信じて任せてくれた施主、よりよいものをつくるために理解を示してくれた施工者にも恵まれたことが今回の作品の受賞に繋がったと思います。(桑原賢典)

木の家具

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先日内装を手掛けたお施主様のお部屋に木の家具を追加設計しました。

 

トチの木のカウンターテーブル&作り付け食器棚と玄関の栗の木のベンチです。

 

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岐阜の木材店で木から選んだのですが

やはり一枚板から出来上がる家具はとてもきれいな仕上がりになります。

お部屋同様かわいがって頂けたら幸いです。

ちなみに

リビングの扉にも障子が貼られ、真鍮の取っ手が付きました。これでやっとリビング扉の完成です。

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海の近くのTR

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先日、藤沢の新築マンションの内装が竣工しました。

まだ家具の取り付けなどがあるので、完全には終わっていませんが、

内覧会も無事終わりまして、お施主様ご家族にご満足頂けて本当にありがたい限りです。

マンションですが、漆喰の壁に檜の床で、自然な素材を使用しました。

日々、心の安らぎをお感じ頂けるようほんわかした仕上がりとなっています。

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以下SABAO所長の所見となります。

 

 耐震偽装事件のマンションの建て替え工事ということもあり、一度裏切られた建築の元来の素晴らしさや暖かさをお施主様に伝えたいと強く思った。日本の本物の素材を使いたいというご要望もあり、マンション工事では通常使用しない漆喰の壁を選んだ。床は無垢ヒノキのフローリングとし、設備機器もヒノキの部分天井などに収めて、余分な要素を省くことによって現代的でさわやかな印象としている。

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また、内廊下型のマンションでは暗くなりがちなエントランスに施主の名前を表象した窓をつけることにより、自然光をもたらすとともに、エントランスホールとの繋がりをつくりだしている。漆喰によって形作られた滑らかな窓枠が物質としての境界を融解し、美しく緩やかな諧調の光を切り取りつつ映し出している。漆喰に埋め込まれた真鍮の桟はその水分と反応し自然な黒錆を発生させ、本物の素材の時間とともにおとずれる風化を表現している。

 

 

 

 

SABAO考察 都市や環境づくりについて

都市や環境づくりについて、今の日本に市民が共有できる大きなビジョンがかけているのが残念でなりません。

本来、全体を取りまとめる調整やビジョンの創出の手助けを私達建築家や都市計画家がおこなわなければいけないのですが、個別、個別の消費活動に振り回されて、職能として役割を果たせていないのを痛感しております。

1900年初頭からつづく近代合理主義の夢がやぶれ、70年代以降のあきらめやアイロニカルに虚構を遊ぶポストモダン、経済至上主義をへて、情報のイメージの中に拡散していってしまった都市の実体を見つけるため、今新に文化的な情熱や夢が必要な気がします。合理性や機能性、言葉やポーズのエコは当然として、それ以上に大切な精神性や文化性、人類と地球の物語があると思います。都市や建築は人間の社会や思想、美しい心を表す鏡だと思っております。

皆様が自分の住んでる町について、どうしたらもっと豊かで美しい環境のなかで生活ができるか考えて未来に夢を持っていただけると幸いです。

 

今私の事務所のある下北沢でも昭和25年に計画された26mの道路が下北沢の駅前の商店街を貫通していく大規模な開発が行われようとしており、旧来の街の姿を愛する市民との間で大問題になっています。

詳しくはこのサイトで↓

www.shimokita-sk.org

 

それぞれの街によるので一概には言えませんが、緊急車両や交通の便を盾にした車優先の街づくりには疑問を感じます。

これも「大きな道路=容積率の高い建築物=高利益の建物」という方程式からなる、車のための道路ありきの理念のない都市計画法、建築基準法が生む問題のひとつだと思います。

政治や経済的な力とどう調整をつけて文化的なよりよい環境を創っていけるのか考えさせられます。

建築家協会などでは現在、旧来の建築基準法の上位の法律として国民と建築関係者が守るべき理念を定めた「建築基本法」の整備を国に対して働きかけています。

ちなみにお隣、韓国などでは日本に先駆けすでに実現されております。

日本の都市や環境は、かなりないがしろにされてきていると感じます。

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